2人の女王様

 股間にこってりと塗り込められた「姫泣きクリーム」のもたらす気の狂うような痒みに負けて、遂に屈辱的な「おねだり」を口にし、自ら積極的にペニスを頬張った恵が発揮した濃厚なフェラチオテクニックに心を奪われ射精してしまった雄一だったが、すぐにより一層硬度を増して回復したペニスは素晴らしい威力を発揮した。

 調教椅子に大開脚で拘束されていた恵に正面から覆い被さった雄一のペニスが、女の部分に当てがわれただけで恵はようやく痒みを癒やされる期待に全身の淫らな血をざわめかせて

「あ~っ!」

 と大きな淫声を放っていた。そしてズブズブとゆっくり雄一が侵入を開始して来ると、まるで脳を焼かれるような強烈な歓びに女教師はうち慄え、

(す、凄い・・・)

 と雄一のペニスが痒みを癒やしてくれるのと引き替えに込み上げるこの世のものとも思われる奧深い快感に、自分が完全にこの男に屈服してしまったのを感じていた。  それにしても何と言う素晴らしい快楽だろう。雄一の武装したペニスが徐々に侵入を深めて来ると、その胴体の女泣かせの刻みが痒みに疼いていた恵の女肉を擦り上げて理性を破壊する悪魔のような心地良い悦楽に、恵はもう備えも構えも忘れ果てて

「ああ・・・
 あああ~!」

 とあからさまなよがり声を放ちながら夢中で雄一のモノに羞ずかしい粘膜を絡み付けてしまっていた。すると雄一も感激に上擦らせた声でこう言った。

「せ、先生っ!
 そんなに締め付けてくださるなんて、光栄です。
 ああ、又出してしまいそうですよ。」
「嫌っ!
 ああ、は、羞ずかしい・・・」

 すると恵は意外な程の羞恥に頬をピンクに染め、まるで恋人に甘えるかのような媚態を見せて雄一を喜ばせた。しかし彼女の十分に成熟した女のカラダは言葉とは裏腹に貪欲で、雄一のペニスを女肉が何段にも別れてギュウギュウと締め付けて来る優秀な機能を存分に発揮していた。

「先生は本当に素晴らしい名器をお持ちです。
 私が存分に磨きをかけて差し上げましょう。
 それ、これでどうでしょう?」
「ああ~っ!
 それ、ダメえっ!!」

 そして恵の強烈な締め上げに舌を巻きながらゆっくり挿入を深めていた雄一が、最後にグッと腰を突き出すようにして、根本のイソギンチャクを振動リングに括り出されたクリトリスに触れさせると、すぐにバイブが掛かって凄まじい快楽に女教師はあっと言う間に絶頂の危機に追い込まれていた。

「お尻にもご奉仕致しましょう。」
「オアア~ッ!!
 イグウウ~ッ!!!」

 アナル用責棒まで巧みに操る雄一がズブリと尻穴に突き刺して来ると、浅ましく絶叫した恵は何もかも忘れて凄まじいアクメに全身をおののかせていた。やはり恐怖の痒みに疼き上がっていた尻穴まで責められてはもうどうにも我慢は出来なかった。

 こうしていきなり半往復のストロークで達してしまった恵を、雄一は愛情を込めて、しかししっかりと快楽を味わわせるべくゆっくりと突いては、最後のクリトリスとアヌスへの攻撃でとどめを刺して連続絶頂を見舞っていき、お堅い女教師が自分のモノを強烈に喰い締めては手もなくよがり泣き次々と美貌を歪ませ達していく姿は、彼の嗜虐欲を満足させるに十分だった。

 それからの事を、恵ははっきりと覚えていなかった。

「あら、お目覚めのようね。」

 何が何だかわからないが、そう女性の声を聞いた恵は目を開けた。もう椅子からは解放されていたが、どうやら全裸でベッドに大の字に縛り付け寝かされているようだった。そして声を掛けて来た女性は2人いたが、その異様な姿に恵はギクッとして、これは悪夢の続きではないのかと目を疑っていた。2人は黒い革製と思われるテカテカ光る下着だけしか身に着けておらず、黒と赤の三角形で目だけを出すドミノで顔は隠されていた。しかし目に入ってしまって最もショックだったのは、2人の股間からニョキリと生えたペニス型であった。

「お早う、奴隷さん。」
「大橋恵先生ね?」
 
 「奴隷」と言う言葉にもショックを受けた恵は懸命に事態を理解しようとしたが、それより早く2人が説明を始めていた。

「ビックリしたかしら?
私はレイコよ。」
 
 赤いドミノの女がそう言うと、黒いドミノの女も自己紹介した。

「私はナオミ。
 この格好でお分かりかしら?
 私たちはいわゆるSMの女王様、ってとこよ。」
「あなたのご主人様は石田雄一さん。
 だけど石田さん、お疲れで今頃グッスリ寝てるわ。」
「それで私たちに、あなたを可愛がってくれって、お願いされたわけ。」
「結構です・・・」

 どうやらこの見知らぬ妙な女性たちにまで陵辱されるらしいと理解した恵は、ようやく小声でそう言ったが、もちろんそれは無意味な言葉でしかなかった。

「あら、奴隷さんに選択の余地はないわよ。
 石田さんが起きて来るまで、あなたをタップリ可愛がっててくれと頼まれたんだから。」
「今ちょうど12時回る所だけど、朝まで長いわよお。
 うふふ・・・」
「それにしても、えらく凄いべっぴんさんじゃない。
 ホントに高校の先生?」
「やっぱり山岸ともなると、生徒も先生もキレイなのよ。」
「ところで恵先生。
 あなたえっちの方も凄いそうじゃない。
 今日石田さんにどんな事されたか、思い出してごらんなさいよ。」
「さあ、1から言ってごらんなさい。
ほらほら、早く!」
「・・・知りません。」

 恵は否応なく今日の陵辱を思い出していたが、見知らぬ女性に対してとても口に出来る事ではなかった。

「あらあ?
 気持ち良過ぎてバカになっちゃったのかしら?」
「学校の先生のくせに。
 いいわよ、思い出せないんなら教えてあげる。」
「さっき、石田さんから事細かくメモしての、もらってるからさ。
 朝10時頃このお部屋に連れ込まれたのよね・・・」
「やめてください・・・」

 そんな事を見ず知らずの女性に聞かされるのは屈辱以外の何物でもなく、恵は弱々しくそう口にしていた。

「忘れんぼうの先生に思い出させてあげるんだから、感謝してよく聞きなさい。
 それからまず目隠しされてコチョコチョくすぐられて、気をやっちゃったのね。
 それから教え子さんたちにおっぱいをモミモミしてもらって・・・」

 克明な辱めの状況を読んで聞かされ、恵は屈辱と同時に強烈な羞恥で全裸のカラダの内側からカーッと熱く込み上げるものを感じて泣きたくなった。しかし耳を塞ぐことは出来ないので、嫌でも恵の耳には嫌らしい内容が届いてしまうのだ。

「へえ、シモの毛を剃られたり、浣腸されてウンチしながら、何度もイッチャッタんだあ。」
「先生ってど変態でいらっしゃるのね。」
「しかも、教え子さんにえっちされるのがお気に入りみたいよお。」
「全く教師の風上にも置けないわね。」

 ゲラゲラと下品に笑いながら話し掛けて来る2人の女性の言葉に、恵は精一杯無関心を装うフリをしていた。怒ったり羞ずかしがったりしては思うツボなのだ。しかしSMプレイに慣れた「女王様」は辛辣だった。

「あら、何よその態度は!
 何も知りません、なんてお高く止まってるんじゃないわよ!」
「まあまあ、こういう人には優しくしてあげなきゃ。
 先生、あなたそんな顔してても、自分がどんな格好してるのか、おわかり?
 オマタをおっ広げて、羞ずかしい所がぜ~んぶ、丸見えなのよお。」
「そうね、優しくしてあげるわ。
 オケケがなくなって凄いことになってますよ、先生。
 ほうら、この赤いポッチリは何かしら?
 教えてください、先生?」

 レイコの手が伸びて、すぐに見つけたクリトリスに軽く触れると、恵は

「あっ!」

 と小声を発して目を見開いていた。

「そ、そんな所・・・
 触らないでください・・・」
「教えてくれなきゃ、やめないわよ。
 私バカだから、名前を知らないの。
 ねえ、教えてくださらない、先生?」

 レイコの指はレズSMプレイに慣れているだけに絶妙で、優しく包皮をどけるようにして、露頭をクリクリと弄り回して来ると、恵はあっと言う間に妙な気分になってしまった。

「あ、あの・・・
 ク、クリトリスだと思います。」
「へえ、このオマメちゃん、クリトリスって言うんだあ。」
「先生、そこ凄く感じちゃうみたいね。
 石田さんのメモに書いてあったわ。」
「あら~、それは楽しみねえ~」

 そんな女の秘密までこの女性たちに知られているとは、恵はもう絶望的な気持ちになっていた。そしてそんな恵の気持ちを推し量ったかのように女たちは言った。

「あら、先生、私たちに感じる場所を知られるのが怖いのかしら?
 何だかガタガタ慄えてらっしゃるけど。」
「そんな心配はご無用よ。
 何しろ石田さんのメモに、先生のカラダはどこもかしこも優秀な性感帯だって書いてあるんだから。」
「あらそお?
 それじゃもうちょっと聞いてみようかしら。 
 この穴はなあに?」

 レイコの指がぶしつけに女の部分にクイッと侵入して、クニクニと蠢き始めていた。普通準備もなしにいきなりそんな事をされたら苦痛しか感じないはずなのに、先程のクリ弄りで早くもきざしてしまった恵のカラダは潤い始めていてすんなり指を受け入れてしまったばかりか、たちまち官能を掻き乱されて息を弾ませ始めていた。

(ダメよ、こんなのに感じちゃ!
 ああ・・・
 で、でも、気持ちいい・・・)

 恵は易々と昂ぶってしまう淫らなカラダにされてしまった事を甘く恨みながら、レイコの指を締め付け腰をモジモジと揺さぶる嫌らしい反応が抑えられなかった。

「先生、私の指を食いちぎろうっていうおつもり?」
「さすがにえっちな学校の先生は違うわね。」
「ねえ、早く教えてよ。
 この穴はなあに?
 早く言わないと、気をおやりになるかもよ、フフフ・・・」
「うっ!
 ヴァ、ヴァギナです・・・」
「そんなお上品な言い方じゃ、わかんな~い。」

 レイコがキャッキャッと笑いながら、ますます巧みに指を動かし始めると、ナオミが助け舟を出していた。

「オ、何とかって言うんじゃなかった?
 先生、」
「ああ・・・
 オ、オマンコ・・・」
「まあ、嫌らしい。」

 レイコは指をスッと抜いてくれたが、すぐに次の箇所を狙われて、恵はとうとう悲鳴を上げていた。

「ヒイッ!」
「ウフフ、この穴はなあに?」
「先生はソコが一番の性感帯だって書いてあるわよ。」
「ああ・・・
 お、オシリ・・・」
「え、なあに~?
 よく聞こえなかったわよ。
 恵先生の一番感じちゃうこの穴は何の穴なのかしら?」

 恵は口惜しさに唇をキッと噛んだが、言われてしまった通りこの美しい女教師の最も汚い部分は最も強烈な性感帯になってしまっていた。どんなにおぞましく心で嫌悪してもカラダの方は言う事を聞かず、レイコの指がクニクニと蠢くと前のホールよりはるかに蠱惑的な悦楽が込み上げて来て恵をうちのめした。もしこのまま続けられたら、遠からず恥を晒す事になっていただろう。

「うう・・・
 オシリのアナですっ!
 も、もうやめて!
 お願いですっ!」
「あら、そんなに慌てところを見ると、そんな嫌らしい場所が一番感じちゃうの、ホントらしいわね。」

 オホホと女王様っぽく笑ったレイコは、意地悪くなかなか指を離してくれなかった。するとナオミまでかさにかかって、この美しい女教師に侮蔑の言葉を掛けて来た。

「1日ですっかりソッチの味を覚えてしまうとは、先生ってよほどのスキモノよね。
 何かもうたまんないって、すっごくえっちなお顔になって来たわよ。
 嫌らしいったら、ありゃしない。」
「ねえ先生。
 このアナってホントは何をする所なのかしら?
 教えてちょうだい。」
「ウ、ウンチをする所です・・・」

 恵の絞り出した声は、恥辱と絶妙な悦楽で甘くかすれてしまっていた。

「先生がどヘンタイでどスケベなマゾだってことが、よおくわかったわ。」

 ようやく股間から離れてくれたレイコは話を続けた。

「それで、お昼からは完全にえっちな気分になっちゃって、自分から石田さんのおちんちんをおしゃぶりさせて、とおねだりしたのよね。」
「まあ、はしたない先生だこと。」
「あ、あれは・・・
 変なクスリを塗られたからです!」
「へえ。
 でもあんな凄いフェラテクはそこらの風俗の女性顔負けだって、石田さん感激してたわよ。
 感激のあまりオクチに出しちゃったって。」
「イヤイヤだったにしては、お上手過ぎない?」

 恵はもう言い逃れも出来ず、じっと唇を噛んで堪えていた。自分の中の娼婦性が暴かれてしまった事を認めないわけにはいかなかった。

「それから石田さんに抱かれた先生は、大歓びで何度も何度もアクメをお迎えになった。
 石田さんの上に馬乗りになって、騎乗位でガンガンお尻を振ってイキまくった。」
「その気でもない女の子のする事じゃないわ。
 お上品な顔して、ホントはえっちが大好きなのよね。」

「騎乗位」の事は恵の記憶から途切れていた。知識としてだけは知っていた「騎乗位」などという羞ずかしい体位で、自分がよがり狂ってしまった事を知った女教師は、全裸で拘束されたカラダの内側から改めて熱く淫らなモノがカーッと込み上げて来るのを感じていた。

「最後はアナルセックスで石田さんにお尻をかわいがられて、何度も気をやってしまった挙げ句に失神しちゃった、ってわけね。」
「石田さんが言うには、えっちの方面では超優等生らしいから、そのえっちなカラダに磨きをかけるよう、私たちにお声が掛かったってわけよ。」
「そんな事はなさらないで下さい・・・」

 恵は弱々しく懇願していた。どうやら雄一同様性テクニックに長けているらしい女性2人に責められたら、自分がどこまで乱れてしまうのか怖かったのだ。

「あら、どうして?
 えっち大好きなんでしょ、先生は。」
「せめて、今はやめて下さい。
 もうカラダがくたくたに疲れてるんです。」
「だけど8時間くらい寝てたんだから睡眠は十分なはずよ。」
「ああ、で、でも・・・」

 身体が疲弊しているのは本当だったが、それよりまた自分の淫乱性が暴かれてしまったら、どこまで堕ちてしまうのかという恐怖の方が大きかった。

「怖がらなくても大丈夫よ。
 痛くも痒くもないから。 
 むしろとても良い気持ちにして差し上げるんだから、感謝して貰ってもいいくらいだわ。」
「先生、鉄は熱いうちに打て、って言葉はご存知?
 私たちの世界じゃね、その気になった女の子はなるべく休ませずに調教しちゃうの。
 そうやって立派なセックス奴隷になるのよ、フフフ・・・」
「それじゃ始めよっか。」

 そう言ったレイコ女王様がまず目隠しをしてしまうと、それだけで恵はゾクゾクするような興奮を覚えてしまい、もうどうにでもして、と言う諦めに似た心境に陥ってしまった。雄一に官能を目覚めさせられた時も始めに目隠しをされたが、それが女性のカラダを嫌でも敏感にしてしまう特効薬である事を、恵は十分にわかってしまっていた。

「まず軽くおスペして、カラダをほぐしてあげましょうね。」
「先生、イッタ時はそうおっしゃってね。
 大きな声ではっきりわかるように。
 それが出来ないと、出来るまでやめないわよ。」

 ベッドに上がったナオミは上半身、レイコは下半身に別れて座り、さっそく「おスペ」が開始された。股間と乳房に2人の女王様の手指が掛かると恵はビクンッと大袈裟な程カラダをおののかせていた。